ISK Bangkokのブログ

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カレー君からのご感想

陰茎形成を終えて
 
今回は、執刀してくださったガモン先生、アッカラデ先生を始め、矢野さん、ケット、わざわざ日本から応援に来てくれたA君、看護師やガモン病院スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。本当に皆さんのおかげで、無事に予定通り帰ってくることができました。
 

僕は約半年前に
「膣閉鎖、尿道延長、左大腿部尿道形成」約3週間滞在を受け


約半年後、、、、、


今回は
「左大腿部皮弁陰茎形成、尿道接続」約1ヶ月滞在を受けました。

 
手術の記録全てをここに書く事は出来ません。
凝縮された内容ではありますが、この記事を読んで、術式は何にせよ陰茎形成について悩んでいる方等の参考になればと思います。
 
まず僕が今回陰茎形成を受けようと思った理由は、戸籍変更まですれば、とりあえずゴール。そう思っていたのですが、戸籍変更後男性として生きていくうちに、どうしても陰茎が必要だと感じました。これはあくまで僕個人の考え方です。
 
陰茎問題で悩んで調べているFTMなら、予想はつくかもしれないのですが、かなりの金額をかけて作ったオーダーメイドのパスグッズですら、立ちションの不快感、風呂での違和感、、、結局、2度程使ったきり言い方は悪いですが、ゴミになりました。僕は当初、陰茎形成は最終手段だと考えていたのでパスグッズだけで結構な額を使いました。
それでも、パスグッズの虚しさ。
立ちションもろくにできない。
温泉にものびのびと入れない。
結局は女性器のままの体。
そんな体が嫌で堪りませんでした。
また、死ぬ時に陰茎の無い体で死ぬのは嫌だとは以前から考えており、パスグッズにも見切りをつけた今、このオペを決断しました。
 
 
「膣閉鎖、尿道延長、左大腿部尿道形成」
約3週間滞在
 
約半年後、、、、、
 
「左大腿部皮弁陰茎形成、尿道接続」
約1ヶ月滞在
 
 
まず「膣閉鎖、尿道延長、左大腿部尿道形成」
リカバリー室
とても長く感じました。そして寒かったり、暑かったり、、オペをした箇所の痛みも結構感じました。何度か痛み止めを打ってもらいました。
 
②床擦れ
お尻の下にシートを敷かれるのですが、これが痒かったです。僕はよく汗を掻くので、それもあってすごく尻が蒸れていました。術後3日目には、尻の皮が剥がれ、術後1週間も経つころには、転がろうとすると激痛が走るほどの褥瘡が尾骶骨あたりに出来ていました。
 
術後3日目を超えたあたりから、火照りが酷かったです。ホルを中断してから1ヶ月弱でした。普段月一で250ミリを打っていたので、当然だと思います。気持ちも落ちたりしました。
 
④尿カテ
これは、本当に苦しみました。本来このオペ後は、21日間程度尿カテをつけておくらしいのですが、尿カテが抜けてきてしまい、その度に看護師に押し込んでもらったり、バルーン空気を抜いて押し込んで入れてなどを繰り返していました。その結果、膀胱が傷つき血の塊がカテーテルに出始め、何度も詰まり、その度に最上級の尿意を感じました。本当に地獄でした。オペ後15日目で、本当に限界でホテルの部屋で矢野さんに抜いてもらいました。しばらく膀胱炎になっていましたが、帰国前には治りました。
 
 
そして約半年後、、、、
 
 
「左大腿部皮弁陰茎形成、尿道接続」
リカバリー室
術後、目を覚ましてから、とにかく寒かったです。体をあまり動かしちゃいけないとわかっていても、勝手に体を丸めて縮こまってしまうくらい寒いです。震えが止まらず歯もガチガチいっていました。様子を見に来ている矢野さんに「手を握ってください」と伝え、矢野さんの掌で暖をとっていたのをうっすら覚えています。
 
②腰痛
無事に入院生活がスタートしました。が、全く動けない。寝返りもうてず、足は半開き。左足には足の付け根から脛付近まで巨大なギブスがあり、重い。そして、とにかく腰が痛い。腰が痛すぎて、ケットに押してもらっても、またすぐに痛くなる。夜中も何度もナースコールしては、腰が痛いと訴え、痛み止めを打ってもらったり、少し腰にタオルを挟んでもらったりしていました。僕は元々腰痛になりやすい体質でしたが、術後2日目あたりは特に酷かったです。夜も眠れないほどの腰痛でした。動ける範囲で体を動かしたら治ると言われたので半信半疑で、上半身を捻ったり、無傷の右足を動かしたりしていたら、腰痛が嘘のようになくなりました。
 
 
③嘔吐
さらに試練は続きました。長期間尿道カテーテルをつけていると、どうしても尿が濁り、カテーテルが詰まってきます。水をたくさん飲んで綺麗な尿が出続けるように保つのですが、僕は、前回の膣閉鎖、尿道延長、尿道形成の時に、尿カテで冷や汗が止まらないほどの最上級の尿意に襲われました。水は元々よく飲んでいたのですが、それでも膀胱が傷つき血が出て詰まりかけていました。今回こそは、尿カテが詰まらないようにとかなりの量の水を飲みまくり、常に水っ腹でした。さらに、ご飯も食べまくり、お腹が空いていなくても、寝起きでも構わず詰め込みまくり、、、結果、術後3日目の朝食後に盛大に吐きました。吐き気を催してすぐに、ナースコールを押すも、間に合わず。ナースが来た瞬間に、ナースに向かって発射しました。ナースにはかからなかったのですが、ビームみたいなゲロを吐いたのは、新入社員の頃、会社の飲み会で泥酔した時ぶりでした。枕元のクッションから、右腕までゲロまみれ。右腕のあたりに置いていたものはグショグショ。ウェットティッシュやらなんやらで拭いても、なんとなーく匂いが残りました。看護師さんにクッションを捨てられそうになったのですが、そのクッションは日本で嫁さんとこのオペの為に選んで持ってきた戦友のようなクッションだったので、自分で綺麗に拭くからどうしても捨てないで欲しいと頼みました。
 
 
④メンタル
結局後でケットが洗濯してくれて、匂いはとれたのですが、ここにきて、かなりメンタルが落ち込みました。文章では書き表せない心境だったのですが、
 
陰茎が壊死せず付いてくれるかの不安
太腿の皮膚がきちんとついているかの不安
眠れないほどの激しい腰痛
右手の点滴が邪魔でストレス
常に仰向けで足半開きのストレス
一人になり考えこんでしまう夜中
まだまだ始まったばかりの入院生活
(残り20日くらいあるうえに、再手術が続けば予定通り帰れる保証もない)全てがしんどく感じました。
 
かなり落ち込んでしまい、笑うのもしんどくなってきて、なんとなーくですが術後3日目にしてこのメンタルはマズイなと感じていました。自分のメンタルが弱いと感じた事は今まで一度もなく、むしろ、学生時代の部活動や職場でも根性と勢いと周りの支えで生きてきた僕にとって、まさかメンタルでやられるとは思ってもいませんでした。今まで心身ともに健康に人生を歩んできた僕にとって、出発前に矢野さんに精神安定剤を持ってくるように言われた意味がわからなかったのですが、ここにきて、意味がわかりました。
 
しかし、翌日、ある考えに辿り着いた結果、メンタルを立て直すことに成功し、帰国までとても明るく毎日を過ごせました。これは、これからオペを受ける人には特に参考にしてもらいたいです。このオペは本当に、メンタルが大事です。偉そうに言えたことではないですが、本当にそうなんです。メンタルが全てだと言っても過言ではないと思います。あくまで僕の場合は、という話ではありますが、メンタルの立て直せた方法は後ほどお話しします。
 
 
⑤再手術
メンタルは立て直せていたんですけどね。やっぱり再手術が決まった時。これはきつかったです。術後18日目の消毒の時でした。たしかに、陰茎の下の方が痛いなぁとは入院中ずっと思っていました。後2日くらいで退院の時に、突然決まったんです。
 
また全身麻酔するのかー
またリカバリーで震えるのかー
また痛い思いするのかー
歩けるようになったのに、またベットに逆戻りかー
 
こんな考えが、一気に頭の中を駆け巡りました。僕の場合は、陰茎の下部分の皮膚の縫合部分から膿が出てしまい、そこの部分を一度開いて、膿を綺麗に流してから縫い直すという内容でした。
 
あとになって思ったんですが、この時にオペをしてもらってて、本当大正解でした。再オペ後、今まで痛かった陰茎下の痛みが無くなったんです。膿んでいたから痛かったのだと分かりました。最終的にこの再オペを決めたのは、ガモン先生ではありましたが、経過を見ていて、早めに再オペした方がいいのではと、すぐ再オペをしてほしいと、ガモン先生を説得してくれたのは矢野さんでした。もし当初ガモン先生が提案していたように、軟膏を塗りながらしばらく様子見をしていたら、恐らく滞在は延長になっていた、もしくは壊死していたと思います。このおかげで経過良く、予定通りに帰れたと思います。
 
他にも小さな辛いことはありましたが、これらに比べれば何てことないです。
 
④のメンタルの話で書いていたのですが、落ちたメンタルを立て直した時に僕が辿り着いた答えは
 
矢野さんに言われた
 
「弱い自分を受け止めること」
 
です。
 
これって出来ているつもりでいて、案外難しいことなんじゃないかと思います。多分出来ていない人がほとんどじゃないかな。人間って弱いですよね。極限に追い込まれた時の「怖い、痛い、辛い、不安」この感情を消せないんです。
 
誰だって、怖いし、痛いし、辛いし、不安、当たり前です。弱くていい。頑張らなくていい。必死で堪えてる、踏ん張ってる自分を受け止めてあげてください。と矢野さんに言われました。
 
僕はそれが出来ていなかった。弱い自分なんかいない。おれは出来る。おれは強い。そう思い込ませて、今までの人生の壁は乗り越えてきてました。それで越えれるレベルの壁だったから。でも、今回の壁はそれでは越えられませんでした。だから、弱い自分。越えられない自分を受け止めました。
 
今の自分に出来ることだけをやることにしました。早く治したくて、馬鹿みたいに飯食って水飲んでってやってました。
 
でも翌日からは食べたい時に食べたい分だけ、飲みたい時に飲みたい分だけ、それでもあと一口、飲めたら、食えたら、それはよく頑張った!!!と思う。そういう風に考える事にしました。そしたら徐々に食欲も出てきて、ゲームもしたくなってきて、元気になったんです。嘘みたいに元気になったんです。毎朝カーテンを開けてもらって、外を見ながら音楽聴いて朝飯食べて、、気づいたら、2日、3日、1週間、2週間、こんな風に日が過ぎていきました。メンタルは本当に大事でした。あくまで「僕の場合は」です。
 
 
最後になりましたが、僕はこのオペを通して本当に多くのことを学びました。タイはオペでしか行かないし、ご飯も苦手だし、街もなんか汚れて見えるし、どちらかというと嫌いです。(好きな人はすみません)
でも、いつも多くのことを学ばせてくれます。感謝しています。矢野さん、前回のオペから2度にわたって、色々と本当にお世話になりました。この歳になってから喝を入れられることはあまり無いので、最初は苦手意識もありました。ですが、自身の経験も踏まえての本当に真剣に考えてくれての言葉だと分かった時、とても嬉しかったです。必ず、これからの人生に活かしていきます。「必ず終わりは来る」本当にそのとおりでした。本当に本当にありがとうございました。
 
ケット。
矢野さんに怒られながらも色々やってくれてありがとう。ケットが満面の笑みで家族の話してくれてる時は本当に楽しかった。前回のオペの時も、お姉さんだと思っていいからね。って言って手を握ってくれたのが本当に心強かったよ。ケットいなかったら、前回も今回もやばかったと思う。ケットの優しさに何度も救われました。本当にありがとう。
 
そして、日本からお見舞いにきてくれたA君(A君はISKでの陰茎形成経験者)本当に来てくれるとは出逢った時には思ってなかったよ。A君いなかったら再オペも退院後もボロボロだった思います。A君がしてくれたこと、忘れたらダメだと思ってメモしてたんだけど、書ききれないくらい色々してくれてました。本当ありがとう。同じオペをした人にしか分からない辛い部分や、手の届かない部分を沢山支えてくれました。
 
 
このオペは色んな人に支えられて乗り越えられました。1人では無理だったと思います。当初は、家族や嫁に来てもらうか悩みましたが、一人で来ました。帰国間際にA君が来てくれた事は助かりました。でも一番しんどいとこは逆に一人で良かったです。このオペの準備を始めた頃、矢野さんに、これから先、その体で一生生きていかなきゃいけないから、その体と向き合う覚悟をするための大事な時間になる。だから1人で来た方がいい。と言われました。全て終えたいま、まさにその言葉の重みがわかります。
 
この体は、死ぬまで向き合っていかなければなりません。このオペについて周りには、痛い?辛い?などとよく聞かれますが、僕は、最高です。今までなかったものがある。それだけで、すごく自信がつきます。本来あるべきものがあるべき場所に戻ってきたというような不思議な感覚です。初めて学ランを着た時の、妙にしっくりくる感覚にとても似ています。そして、すごくワクワクする感じ。
 
これからがスタートです。辛いことも沢山あるでしょうが、このオペを乗り越えて、覚悟と自信が芽生えました。好き放題感想を書いたのでかなりの乱文ですが、これが帰国して落ち着いてきてからの僕の素直な心境です。
 
これからの人生、もっともっと胸を張って精一杯、生きていこうと思います。
矢野さん、ケット、本当にありがとうございました。


※上記は実際に弊社をご利用頂き、手術を受けられたお客様からのご感想と写真を掲載させて頂いております。(プライバシー保護の為、お客様に了承を得て一部変更あり)
実際に手術を受けられた方々の目線で、タイはどんな所なのか?手術を受けて実際どうだったのか?更に弊社のサポートを少しでも知って頂けたらと思います。お客様からの貴重なご感想を通じ、弊社は日々改善にも努めて参ります。ご協力ありがとうございます。※タイでの手術を推奨しているわけではございません。ISK Bangkok CO.,LTD.

 

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