私(
MtF)は今回ガモンクリニックにて、造膣なしの SRS を行いました。
術式には多少悩んだりもあったのですが、膣がほしい!という強い気持ちがなかったことと、出来るだけ早く治したいという思いから、造膣なしでも外観はキレイに仕上げてくれるガモンクリニックでオペがしたいなーと考えていました。
多分ほとんどの方がそうだと思うんですけど…
いざ手術をしよう!と決めたはいいものの、自分が思っていたよりアテンド会社が様々あることを知り、『え、どこがいいんだろ…』と困惑しました。
周りに経験者の知人がいないこともあり、どこがオススメ!!といった情報を得ることがとても難しくて、まずはどこのアテンド会社に依頼するかを手探りで探すところから始めました。
そんな感じだったので当初は ISK さんとは別のアテンド会社にお願いしようとしていたのですが、ホントにここでいいのかなーと決めかねている中、たまたまネットで ISK さんのホームページを発見しました。
ブログに記載されている様々な方の感想を拝見したり、代表の矢野さんがオペ経験者であることを知ったり、ガモンクリニックでの実績が多かったり…あとはアテンド代金がかなり安かったこともあり(笑)、試しに一度連絡してみよう!と思ったのが今回のオペに繋がりました。
矢野さんに連絡してからは本当に全てがトントン拍子で進み、パスポートや書類を用意しているうちに気付けばもうオペに行くのを待つのみ!という感じでした。
その間にもわからないことを質問したら必ずご返答いただいたり、タイであったら便利なもののリストを送っていただいたりと、とにかくこちらが不安なくオペに挑める態勢を作っていただけました。
オペ前日の深夜、いよいよ出発!!となったときも、初の海外ということもあり入国審査が不安でたまらなかったのですが、そこも事前にご指示をいただけた為あっさり切り抜けることができました(笑)。
オペ当日の早朝、空港に到着した後は空港の広さに驚きつつも、前もっていただいていた地図のおかげでスタッフのケットさんとすんなり合流できて一安心でした。
病院に到着してすぐ部屋に案内されて、ケットさんから『検査に異常が出るといけないからゆっくり寝て疲れを取ってね』と言われました。
でも緊張してるし寝れないかも…とか思っていたけれど、初めての税関や入国審査等で精神的に疲れていたため、普通にあっさり眠りこける始末でした(笑)。
お昼頃起きてから、血圧やレントゲン、採血などの様々な検査があり、それと前後してオペ代・ホテル代とアテンド代等の支払い(全て日本円)がありました。
同時に契約書にサインする際、矢野さんから手術を行う上での様々なリスクの説明がかなり事細かにありました。
出国前にタイ人は良くも悪くも大雑把というか、大らかというか…という記事を見たりしたものですから、なんとなく『ホントに大丈夫なんかな…』と思っていたりもしたのですが…
『何かあったら必ず伝える!こちらから何も言わないときは絶対大丈夫だから!』と力強く説明してくださる矢野さんを見て、なんだかホッとしたことが印象に残っています。
同行した友人が先に手術することを希望した為、私はその後一人で待機することになりました。
思っていたより待ち時間が長くウトウトしていたところ、三時間ほどしてからナースさんに起こされ剃毛と浣腸を済ませオペに向かいました。
矢野さんが『起きたら絶対痛い!でも大丈夫だから!』と説明してくれていたのですが、人生初の
全身麻酔への不安に怯えていました…
しかしそんな心配も杞憂に終わり、手術台に寝かされ麻酔薬が入った瞬間意識がなくなってしまい、気付いたら真っ暗な回復室で横たわっていました。
起きてすぐ矢野さんが手術が無事に終わったことを説明してくれて
おそらくずっと側にいてくれました。
枕が高くてお尻に負荷がかかり痛くて仕方なくて、『すみません…』とダメ元で発したら『どうしたの?』とすぐ来ていただけたときは、心の底から『助かったー!ホント日本語通じてよかった!』と思い感謝しました(笑)。
入院生活が始まって一番驚いたことは、食事が病院食ではなく、かなり重めの
日本食が出てきたことでした。
施術直後の朝ごはんのみスープだったのですが、その後は親子丼や肉うどん、更には豚骨ラーメンやカツカレーまで…夕方にはおやつが出てきたときは笑いました。
全員が全員こういうメニューではないと思いますが、私は術後も食欲が落ちなかったためこの手のガッツリ系メニューはかなり嬉しかったです。
入院中は矢野さんやケットさんがちょこちょこ様子を伺いに来てくれて、 DVD を流してくれたりポカリを作ってくれたり、必要なものがあればスーツケースから取ってくれたりと、特に不便を感じることもなく快適に過ごせました。
術後の痛み自体は思っていたより大したことなかったなー、といった感じだったのですが…それでも術後間もない患部を消毒されるときは痛いのか刺激が強いのか、なんとも言い難い辛さがあり冷や汗をかくときもありました。
それでも矢野さんやケットさんが必ず状態を見てくれて、問題がないことやそのうち慣れてくる旨を伝えてくれた為、『良くなっているんだ、大丈夫なんだ』という安心感が常にありました。
退院してガモンのホテルに移った後は、矢野さんかケットさんが定期的に水や食べ物を買出しに行ってくれて本当にありがたかったです。でもケットさんの細い腕に重たい水を運んできてもらうのは本当に心苦しかった…感謝感謝です(笑)。
タイで食べたケンタッキーはホントおいしかったー!!少し
ピリ辛だけど衣がサクサクで肉が柔らかくて、滞在中に二回も食べました。また食べたいなぁと早くも思っている逸品なのでオススメです。
外出できるようになってからはケットさんと一緒に屋台でご飯も買えました。
最終日はケットさんに MBK というとても大きなショッピングモールに連れていっていただきました。ここでも
トムヤムクンヌードルやキャッサバのシロップ煮(ココナッツソースをかけていただく、なんだかサツマイモみたいで甘くておいしい)を食べました。
中でもおいしかったのはチャイ!!ケットさんが日本人向けに甘さを抑えるようお店の人にお願いしてくれたのですが、それでもなお甘かった…のですが、日本で飲むチャイとはまた違った味で本当においしくて、お土産でも買ったくらいでした。
日本で買うとそこそこいい値段の
ナンプラーやチリソースも、タイで買うと日本円にして 100 円しない価格で購入できるので、ここぞとばかりに買って帰りました。
帰国するときはケットさんが空港まで付き添ってくださり、優先搭乗できるように取り計らってくれました。おかげで並んだりすることもなくスムーズに搭乗できて本当に助かりました。
最後ケットさんとお別れの握手をするとき、なんだか胸がいっぱいになってしまって
『ホントにありがとう!』と何度も繰り返しながら少し涙ぐんでしまいました。
ここまで書いて、タイにいた間、何の心配もなくただただのんびり過ごせたなぁとしみじみ感じています。
これもひとえに、矢野さんとケットさんの的確なサポートと気遣いのおかげだと思います。
帰国してからも、なにか気になることがあって矢野さんに連絡しても、とても忙しい身の上にも関わらず必ず相談にのっていただける為とても心強いです。
今後もし造膣したいな、と思うようなことがあったり、修正手術を望むようなことがあれば、
そのときはまた矢野さんにお願いしようと思っています。
矢野さん、ケットさん、本当にありがとうございました!!
※個人的にタイに持っていけばよかったとおもったもの、もっていってよかったもの
・ボディクリーム
術後は長時間寝たり座ったりする時間が長いので、お尻が結構痒くなります…
私は化粧水は持っていったけどボディクリームは持っていかなかったので痒みに苦しめられました。低刺激の使い慣れているものを持っていくといいかもです。
・ナプキン
思った以上に血やらなんやらでナプキンをたくさん使いました。日本からも持っていったのですが、少量しかもっていかな買ったためタイでも買いました。しかしタイのナプキンは薄手のちょっと固い感じのもので若干使いにくかったので、日本の多い日夜用などの長めで柔らかいものをたくさん持っていくといいかもしれません。
・枕
これは完全に個人的な感想なんですが、ガモンの枕はやたら高かった…ので術後は首と腰が痛くなってしまい、代わりにバスタオルを畳んで枕として使いました。次ガモンにお世話になることがあれば、必ず枕は持参します(笑)。
・シャンプーシート
術後はしばらく髪が洗えないので、介護用のシャンプーシートを持っていったのですが、これは正解だったと思います。拭くだけである程度はさっぱりするので気になる人にはオススメかもです。
・円座
タイの円座は固くて高い!!日本の低くて柔らかい円座が絶対的に楽だと思います!
とりあえずこんなもんだと思います。