希子ちゃんからのご感想 - ISK Bangkokのブログ

大学在学中に性別適合手術を終え、戸籍を変更してから就職活動をしたいと強く心に持ち続け、やっとの思いで大学3年の夏に手術を行うことができました。

漠然と「性転換したい！」と心に抱いていた中でもどのようにその道を切り開いたらいいのか？
そんな私に光をくれたのが、以前ISKを利用しガモンクリニックで手術をされた職場の先輩による紹介でした。
その紹介の内容はガモン先生が日本に来て診察をしてくださるという個別説明会というものでした。

きたる！2015年9月、新宿でガモン先生に始めて身体をみてもらいました。
そして、ISKとの出会いもここの場だったのです。
今まで漠然としていた性転換手術をより現実的なものに近づけた大きな機会でした！

ikkunとketともこの場で始めて出会い特にikkunには手術を行うまでの約1年間、たった1度しか会ったことがないのに、年中LINEで手術の金額の事や日程について等しつこい位に連絡を送ってしまいましたが、何度何度も同じ様な内容でも親身になってその相談の返答をしていただきました。手術の日程を決め、それから手術まで非常に長くて短いような時間を過ごしました。

そして、やっと迎えた渡航の日。成田国際空港を出発しタイにLandingしました。
1時間以上も入国時間が遅れてしまいご迷惑をお掛けしてしまいましたが、車にのせていただいてからガモンクリックまで向かう道中ではいろいろとタイの事について教えて頂きました！
そして、念願の念願のガモンクリックに到着するとketと再開し、笑顔で出迎えてもらいました！
到着して直ぐに行った本場のガパオライスが凄く美味しくてタイを感じました！
手術前日のお部屋はガモンクリックの5階にあり、とっても大きなお部屋で男性として最後の日を過ごしました。

そして、手術当日！
メディカルチェックや手術代の支払い等を行う時もketがずっと一緒にいてくれて手術の分かりやすい説明をしてくれたり、1番良いレートを使って手術代を抑えて貰えるように頼んでくれました！そしてタイの現地時間19時頃、車椅子で4階の手術室へ向かいました。
不安な緊張感と未来への期待感に包まれる中、ずっと麻酔にかけられるまで、ketが「大丈夫！」と支えてくれました！

そして、目覚めると言葉にはあらわせない痛みに襲われましたが、リカバリールームから6階の病室に帰るとketが泊まっててくれて、ketの顔をみた瞬間痛かったけど、なんだかホットしました、、

DVDも沢山貸していただき、ジブリみたり、半沢直樹みたり、昼顔みたり、笑笑
また、お風呂に入れなくてシャンプーしたい時もketが頼んでくれて、ナースの子がシャンプーしてくれました笑

その約１週間後、豊胸とエラ削りの手術も回復が遅かったため二日遅れで行いましたが、手術台までikkunが付いてきてくれて支えてくれました！
終わって凄く痛くて、、
SRSより豊胸の方が痛かったような、、？
圧迫感で息ができない、、汗

ikkunはketと違って、厳しいオリンピックトレーナーみたいな感じで支えてくれました！
私は割りと体育会系だったので、豊胸後、ikkunに厳しく支えてもらったお陰でベッドから起き上がれるようになりました！

痛くて入院時に大変だったけど、タイ人やフィリピン人のナース達もいつも素敵な笑顔で「good morning！」や片言でも「大丈夫？痛い？」って聞いてくれてなんだか元気をもらえました！
支えてくれたナース達、一人の患者に過ぎないけれど、今回の渡航での後悔はもっと一緒に写真を撮りたかったです。。

日本とタイで国籍も言語も違うけど、日本に帰ってから凄く恋しい。。
ガモンクリックにいかない限り絶対会えないなんてなんだか切ない。。
これが一期一会なんですね。

退院してからはketに連れてってもらい、仲良くなった〇〇君と一緒にMBKでお買い物をして、タイの東南アジアならではの活気にエネルギーをもらいました。中国人なみの爆買。。

〇〇くんとはたった1日あっただけ、だけど、病院の周りを散歩して夜ご飯食べたり、ラブライブ‼観ながらカップラーメン食べたり、そして、朝マック一緒に行ったり、食べてばかり、、
歳もちかくて意気投合できて、タイでの思い出も作れてよかった！
その次の日も無理言って、プラトゥーナムに行かせてもらってketとデートしたのは本当に思い出！

ketは抜糸で痛い時も手を握って支えてくれて、遊びに行くときも手を繋いでいろんな所に連れて行ってくれて、笑顔も涙も受け止めてくれました。ket無しでは今回の滞在を振り返れません！
最後の帰国時の空港でのアクシデントもketがいろいろと対処してくれて何を恩返ししたらいいのやら、、

帰国当日はタイでの滞在のほとんどが痛い思い出ばかりだったけど、なんだか寂しくて涙が止まらなかったです。

ikkunは忙しくてあまりお話できなくて残念だったけど、カテーテルとる時とかダイレーション道具買う時とか、兄貴分で支えてくれて、ikkunがいなかったら人生を変えられませんでした。

正直な話、凄く失礼ですが、私はアテンド会社無しでも最初手術することはできると思ってました！
しかし、そんな考えはとんでもなく間違えでこれから、性転換や海外でのメディカルツアーを行い受けるなら本当に信頼の置けて、帰国してからアテンドしてくれた人達にまた会いたくて寂しくなるような会社に依頼する事をすすめます！

私もようやく一人の女子大生として生まれ変わり、新しい社会へのスタートラインに立つことができました。
これから就職活動もはじまりますが、あたしもISKの皆さんみたいに誰かに感謝されるような、人のためになるような仕事をしたいと思いました。

また、タイならではの東南アジアの熱気も学生として肌で感じられたことは今後の日本経済を考える上でいい勉強になり、日本とタイを結ぶ仕事も深く考えさせられました。
心身ともに成長できて、また何年生きるかわからない人生ですが、何物にも変えがたい思い出をつくることができました。

いつか、また、お世話になった皆さんに会いたいな♥

本当にありがとうございました。