マッチョマン!!
そんな話が出来るまでになるとは。わたしが帰国する時に感じたことです。
見ている人は誰もわからないけれど、わたしには大きい事だったのでここに書かせて頂きます。笑
iskを知ったのは2年前。
わたしの友人がiskにアテンドをお願いしてSRSを受けたことがきっかけでした。
彼女の帰国後のタイミングでカウンセリングと交流会があり、そこで初めていっくんやケット、ガモン先生とお会いしました。
ずっとしたかったSRS、でもタイミングや金銭的な余裕の部分でも難しかった当時のわたしは、少し気が引けるように交流会に出ていました。
でもあの時から自分の中でSRSを受ける今後を見据えた行動が少しずつ出来るようになった気がします。今までぼんやりしていたものが現実として、しっかり捉えられる様になった、みたいな感覚でした。
正直いっくんは最初、ブログの感想を見ている限り厳しい人なんだなー、そんなイメージが付いていてメールのやり取り一つにしても若干ビクビクしていました。笑
それでも長い間何回も何回も質問していたのはわたしの図々しさかな?笑
でもそんないっくんは帰国直前のタイミングでわたしの幼なじみが単身でお見舞いに来てくれた時にすごくスケジュールを考えてくれました。
手術をしてまだまだ体力も落ちているわたしに合わせて少し街ブラも出来るようにしてくれました。
幼なじみが『いっくんは神様かなにかなの?こんなに優しくしてもらったことない!』って言ってて笑えたけど、
本当にクッソ優しかったです。笑
そしてクッソ楽しかったです。笑
もちろん外に出るのも回復してないと出来なかったわけで、しっかり療養してて良かった!
いっくんにビビってて良かった!って思えた瞬間でした。笑
普段バタバタすごくしてたけど、最後の方でいっくんと少しゆっくり話せたのも思い出深いです。
わたしが普段
GIDの問題に対して思っていることをいっくんも同じように思っててくれたことがすごく嬉しかった。
いっくんの厳しさがあるとするなら、少しでも手術のリスクを減らしたい、帰国までにきちんと回復してほしい、そんな気持ちからじゃないのかな。
優しいからこその厳しさだし、優しく接するだけじゃダメな大きな手術だからこそいっくんみたいな人がとても必要だなって思えました。
ケットはとても優しくて、笑ってくれる顔に何回も癒されました。
手術が終わって意外と痛みにも耐えれそうだし大丈夫!と思っていたのに、手術が終わってしばらく、ホルモンバランスが崩れてしまってちょっと辛い時期がありました。
そんな時、ケットが手を握ってくれたりしたのがすごく救われました。
人の温もりは何より安心感があって。
退院してからは毎日ニコニコしながら『今日のお昼どうするー?』と聞いてくれるのがとても可愛くて好きでした。
パッタイが気に入って毎日
パッタイばかりでごめんね。笑
タイでは手術後で元気じゃない姿をずっと見てるだけに、日本の交流会で帰国したみんなが元気に過ごしてるのを見るのが嬉しいって言ってた優しいケット。
わたしも次の交流会で元気にケットと会えるのが楽しみで仕方ないです。
わたしはSRS以外にも手術をしたのでSRSが終わって6日くらいで次の手術でした。
大分回復したなー!と思ってた矢先の手術だったから正直2回目の手術はSRSよりも怖く感じて、終わってから発した一言目が『手術とかもう2度としたくない』だったのは心からの言葉だったなーって思います。笑
だってやっぱりしんどい!!そうです。手術はしんどいんです。
今の技術的に昔とは違ってSRSは死と隣合わせの手術ではなくなっているとはいえ、
やっぱり手術だから完全に安全なんてものではないし、そういう気持ちで臨まなきゃいけないんだと思います。
手術を受けてわたしが1番心が動いた瞬間は
手術を受けたこと自体よりも手術を受けることで周りの人達の優しさを改めて感じたことでした。
家族や友人はもちろん、タイに行ってからもiskのみんな以外にもガモン病院の看護師さん、ホテルの従業員の方もみんな優しかった。毎日の消毒や検温も、ダイレーションも、掃除もいろんな人が関わってくれたけど、片言の英語でもみんな、少しずつ回復していくわたしに良かったねって笑顔で接してくれました。
一緒に病院に入ったよっちゃんも自分だって手術をしているのにわたしのことを気遣ってくれて部屋にお見舞いに来てくれたり、お守りをくれたり、お菓子をくれたり。笑
手術直後だった時は手も握ってくれて安心させてくれました。
どんだけ手を握ってもらってんのわたし。笑
同じタイミングで来てくれた子が優しい子でよかったなーって。
ちなみにもらったお菓子、回復してきてから夜中に食べてました。笑
手術を受けて体が変わったところで、その瞬間にわたしという人間がコロッと変わるわけではないって思ってました。違う誰かになんて変身するわけでもない。
それでも自分のこれからの未来を少しでも生きやすくしたいから、
少しずつでも自分のなりたい自分に近づきたいから、
自分の幸せの可能性を諦めたくないから手術しました。
だけど、ただ手術が出来ればいいってもんじゃないと思ってて。
人生で1回しかないSRS、せっかくなら後で振り返った時にいい思い出になれるようにしたかった。実際、頑張ってよかった、人の優しさに触れて嬉しかった、って気持ちになれているのはiskを選んだから、ガモン病院を選んだからだと思います。
今、選択肢が広がっている中で、iskを選べて本当に良かった。
ガモン病院で本当に良かった。そう思いました。
もちろん技術的な安心感、任せられるだけの信頼がまず第一にあっての話です。
現実的な話として。
手術が終わって終わりじゃなくて、わたし達は生きていかなきゃいけないわけだし。
帰ってからもダイレーションは続いていて最初は自宅でのダイレーションの環境をしっかり整えるのが心配だったけど、いっくんにちょっとした時に相談したりして、出てきた不安や疑問はその都度解消させてもらっているし
術部に関してはわたしの主観だからわからない所もあるけど笑、経過もすごくいいし本当に満足しています。
そしてわたしはここで手術をした、頑張った思い出がとても優しく思えるから
(もちろん大変なことをしたきつーい思い出でもあるけど笑)
これからの人生もっと頑張っていけそうです。
今回の手術で関わってくれた全ての人に、本当にありがとうございました!!
あ、ひとつ後悔していることがあるんです!
手術前に写真を撮るか聞かれたのですがなんか照れくさくて断ったこと。
2度と人生にない瞬間だったので撮っておけば良かったなーと今更ながら後悔しています。笑
これから手術を受ける皆様、一応撮っておくっていうのをオススメします。笑