た。
相変わらずの質問攻めでしたが、必要なもの以外にもあると便利なものとか色々と提案してくれました。
元々の性格で荷造り等も何回確認しても心配で、何度も何度もLINEで確認を繰り返し、我ながら面倒臭いなぁ(笑)と思うようなやり取りを繰り返しましたが、どんな内容でもどんな短い文章でもいっくんは必ず丁寧に返事を返してくれました。
そのおかげで出国時にも何の心配もなく出国できました。
今でもその時のことを思うと感謝でいっぱいです。
タイに着いてからは本当にあっという間でした。
到着して空港には"ケット"が迎えに来てくれました。
ブログで写真は見たことがあったのですが、実物を見てタイに来た実感をようやく感じました。
ケットは最初から最後までいつもニコニコしていて笑顔が可愛くて毎日とても癒されました。
その後病院へ移動したのですが、私は着いたその日にオペだったので特に寄り道もせず病院へ移動しました。定番になっているドナルドと記念撮影できなかったのがちょっと残念でした。
病院についてからもあまり時間に余裕はなく必要な検査をしたり、問診に答えたり、寝たきりの間に必要な荷物をまとめたり、シャワー浴びたり、、、
そうしてる間にもうオペだと呼ばれ、一息ついてあれこれ考えたりする間もなく車椅子でオペ室へ運ばれました。逆に色々不安になることもなく終えることができたのでよかったのかな。
オペ直前も変に緊張したりもなくとてもリラックスしてました。
麻酔が効いて意識がなくなるまでそばにいてくれたケットと話をしていたのを覚えています。
オペ室入るときにいっくんが「身体に穴を開けたり切ったりする訳だから、術後は痛いからね?でも痛いと思ってるのと思ってないのとじゃ違うから」みたいなことを言っていたことを覚えています。
この後にもいっくんは理想だけではためにならないからとキチンと現実を教えてくれます。
痛いものは痛い、経過等で良くないものは良くないなど、それは私たちにとってとてもありがたいことでした。
実際オペ後も「大丈夫だよ!痛くないよ!」と言われて受けたのとではまた全然違かったと思います。
オペも順調に終わり、一度オペ室の外で目を覚まし、その後は
リカバリールームで目を覚ましました。すごく痛くて泣いていたのを覚えています。
ですが後から聞いた話、オペ後の意識がない頃にオペ台から降りて歩こうとかなり暴れたみたいです。笑
意識が戻ったときは泣いてたのに行動のギャップがすごくて思わず笑ってしまいました。
でもそれだけ元気だったからか経過はとても順調で、本当に痛みでしんどくてつらかったのはオペ後のみでした。
次の日の朝に痛み止めを飲んで、それ以降は1度も痛み止めは服用せずに滞在中過ごすことができました。
ご飯も次の日からはしっかり食べられ、本場のタイ料理に目を輝かせてました。
寝たきりの入院期間中の唯一の楽しみはご飯の時間だったのでは!?と思うほどです。
入院中はいっくんとケットが時々様子を見に来てくれて、ポカリを作ってくれたり、DVDを変えてくれたり、、あとはせっかくだからとタイのお菓子を買ってきてもらったりもしました。
お菓子はいっくんにもケットにも買ってきてもらったのですが、チョイスは個人的にいっくんの方が好みでした。とても食べれないようなお菓子もありましたがそれもいい思い出です。
オペ後は日に日に痛みも減っていき、2日目には点滴が取れ、3日目には血液のドレーンが取れ、そして4日目の膣の詰め物が取れた日には部屋の移動も許可が出て、隣の病室に遊びに行ったりしてました。
隣の病室の子は同じISKさんで同じ日の私の次にオペをしました。
オペ前に仲良くなれたので、遊びにお邪魔してすぐにLINEを交換してそれからは経過等やりとりをしていました。お互いに「オペ前に交換してたらよかったね」と言って笑い合いました。
次の日は
カテーテルを取るための排尿ト
レーニングがあって、朝から「水何本飲んだよ」とか「今何回目」「何mlだった」など、お互いの"今"が分かってとても励みになったのを覚えています。
カテーテルも無事に取れ、その後退院してホテルに移動。
、、のはずだったのですが部屋が空かないトラブルがありしばらく病室で待機になりました。
ですが、いっくんが「病院以外のホテルには移動させたくない」という理由で遅くまで掛け合ってくれました。
そして提示された内容は
、、あれ?なんか逆にお得じゃない?と思ったけど、こちら側に迷惑がかかってるからとのことでした。そんな状況でしたが、私は次の日、隣の病室の子もその次の日にはホテルに移動できました。
ホテルに移ってからは生活も変わり、自由時間も増え、また新たにダイレーションもはじまりました。ダイレーションは事前に聞いていたよりもそれほど痛みやしんどさはなくタイでのダイレーションはほぼ寝て1時間過ごしてました。
ダイレーションの時間になるとケットがいつも迎えに来てくれたのですが、3日目にもう1人ISKさんの子と仲良くなり、それから滞在中はほとんど一緒に3人で過ごしていました。
海外で、同じことを毎日みんなでやって、気分はまるで修学旅行でした。
朝ごはんは入院時から引き続き病院から提供されるのですが、お昼と夜はケットかいっくんが買ってきてくれます。それをみんなで持ち寄って、一緒に食べて喋って、、そんな毎日でした。
ご飯は毎回リク
エストをしたものを買ってきてくれます。
日本食などもありますが、私は元々タイ料理が好きだったので毎回タイ料理をお願いしました。
本場のタイ料理が毎日食べられてとても幸せでした(帰国時に5㌔増えてました)。
途中で「あれ?旅行だったっけ?」と錯覚するくらい有意義で楽しい日々を過ごせました。
楽しい時間もあっという間で帰国日が近づいてくると段々とお散歩したり買い物に行ったりと帰国モードになっていきました。
ケットが付き添ってくれて近くのお店や屋台を見たりしました。
この日はすごく暑かったのを覚えています。私は歩くのはそこまで苦じゃなかったけど
「あ、今はこんなに暑かったんだ」と。ちょっと参りそうでした。
屋台で買い物をしたり、タイのカフェでランチをしたりしました。
ケットがよく行くとこらしく、おすすめを教えてもらったりしてみんなで楽しく食べました。
私達は誰も観光には行かなかったのですが、ちょっとした観光気分も味わえてよかったです。
2日前にはいっくん、ケット2人同伴でみんなで薬局へ。
帰国後必要なもの、消毒やダイレーションに使うもの等を買いにいきました。
その時も「これはここで買ってった方がいいよ」とか「これはみんな大体これくらい買ってくよ」とか具体的に色々教えてくれました。
そこではお土産は買わなかったのですが「これをお土産で買ってく人は結構いるよ」とかプチ情報も教えててくれました。
そして帰国前日。荷造りに苦戦しているといっくんが荷造りを手伝ってくれました。
大量の荷物で、正直私だけだったら全然詰められなかったと思います。
片付けが苦手で来る時の荷造りにも苦戦した私でしたが、いっくんのおかげで翌日まで使う荷物を残し、荷造りがなんとか完了しました。本当に助かりました。
そしてこの日は仲良くなった子の1人が先に帰国する日でもありました。
次の日の朝は私、最後の子もその夜には帰国です。
長いようで短かった時間の終わりがもうすぐそこまできてました。
ただの友達ではなく、こういった大変な手術を一緒に乗り越えて一緒に頑張ってきた仲間なのでやはり別れるのはとてもさみしかったです。
ましてやみんな住んでるとこもバラバラで気軽に会えるものでもなかったので余計にそう感じました。
またみんなで再開する約束をして、順番にタイを後にしました。
帰国の時は来た時と同じくケットが見送ってくれました。
来た時との違いは会話量です。
来た時は初対面でほぼ会話はなかったですが、2週間ちょっとの間毎日顔を合わせてたくさん会話をしてきたので、帰りはたくさん話をしながら空港に向かいました。
私は「絶対に泣かない」と決めていましたが、本当の最後の最後、車椅子に乗り最後のお別れをした時に堪えきれずに少し泣いてしまいました。
このお別れがタイで知り合った人達との最後のお別れだと思うととても感慨深かったです。
この感想文を書いてる現在はオペから1ヵ月経過し、患部の状態も比較的順調だと思います。
仲良くなった3人でのグループLINEも続いていて、お互いに経過の話をしたり他愛もない雑談をしたりしてます。
今回このメンバーを引き合わせてくれたのもISKさんですし、素晴らしい仲間ができたこともとても感謝しています。
またやはり帰国して1人になって不安も色々尽きなかったですが、LINEで相談をするといっくんは今でも真剣に返事を返してくれます。
私もこんな性格なので「タイでちゃんと話聞いてたの!?」みたいな質問を先日もしましたが、真剣に回答してくれました。
正直、ちゃんと聞いていてもどこかで抜けてそのまま定着してしまったりもあると思います。
そういうときに改めてきちんと教えてもらえたのはとても助かりました。
ちなみに私が抜けていたのは「濡れたら拭く」です。笑
他にも感想で書いてた方がいたかもしれませんが、やはり「帰国しました!はいおしまい!」ではなくそういったアフターフォローをしてもらえるのもISKさんにしてよかったなと思った1つです。
最後になりましたがISKさんには、またいっくんには出国前から帰国後まで長きに渡ってお世話になりっぱなしですが、正直私は他のアテンドさんのことは調べてもいませんし利用したこともないので比較はできません。
ですが胸を張って言えることは「ISKさんにしてよかった」ということです。
一緒に過ごしたみんなと再開できるのも楽しみですが、いっくんたちに会えるのも楽しみです。
ありがとうございました。