初めての海外渡航で不安なことがたくさんあったので,当事者の間で評価の高かったISK様を利用させて頂くことにしました.
最初にホームページを見たときは,ちょっと怪しい感じがするけど
大丈夫なのかな,と思っていました.
しかし,実際に手術を終え,日本に帰ってきてから振り返ってみると,
ISK様で本当に良かったと感じています.
感想を書くのはあまり得意ではないので,渡航中にどんなことがあったか,ISK様にどういうサポートをして頂いたか,ということを日記のような形で書き連ねさせて頂きたいと思います.
①~手術まで
キタさんに航空券の手続きをして頂いていたので,タイには特に問題なくたどり着くことができました.
その後,空港で矢野さんと合流し,ガモンホスピタルで諸々の手続きと検査を済ませました.タイ語は全く分かりませんでしたが,矢野さんにこれからどういうことをするのか,ということを逐一説明して頂けたので,特に不安に思うこともなく手術前日を終えることができました.
この日にタイ料理を初めて食べましたが,美味しかったです.ただ,後味がけっこうクセのある感じでした.
手術当日は,ガモン先生のカウンセリングと触診がありました.
カウンセリングだけでなく,同意書の記入に際しても,矢野さんに懇切丁寧に説明して頂けたので,海外での手術という慣れないことでも,
あまり不安にならずに過ごすことができました.
手術前の
腸内洗浄はちょっとこわいなと思っていましたが,
ケットさんが
付き添ってくれていたので,少しお腹が苦しいかな,という程度で
乗り切れました.
手術は,麻酔で意識がなくなるまで矢野さんがそばに居てくれたので,
初めての手術がSRSという方でもきっと安心して臨めると思います.
私は二度目の全身麻酔での手術でしたが,それなりに不安でした.
②入院生活
手術を終えて目が覚めてからのことはあまり覚えていませんが,
とにかく痛かったことだけは記憶に残っています.
もの凄く苦しいというわけではないですが,それなりにしんどい状態が続いたので,初日は中々きつかったです.
術後からある程度時間が経つと,入院用の部屋に移動してもらいました.それからは約1週間の寝たきり生活が始まりました.
寝たきりとは言っても上半身はそれなりに動かせますし,矢野さんやケットさん,そして,看護師さんに度々様子を見に来て頂いていたので,思っているほどしんどくはなかったです.何よりごはんがおいしかったです.
③退院後(1)
やんごとなき事情により,カテーテルをつけたまま退院しました.
退院したといっても,カテーテルのせいでまだ苦しく,歩くのもやっとの状態でしたので,あまり実感はわきませんでした.
退院してからは朝食以外は自分で調達しないといけないのですが,とても外に出られるような状態ではなかったので,矢野さんとケットさんに買ってきて頂いていました.
タイでのごはんは,炒め物(炒飯とか野菜炒め)と焼いたお肉が安定しておいしかったです.汁物は...好みがわかれそうです.
退院して数日経ってから再びカテーテルを外しました.
今回は少量ながらもおしっこを出すことには成功したのですが,2回目で全くおしっこが出なくなってしまいました.おしっこが出ないせいで
どんどん苦しくなり,矢野さんに連絡し,看護師さんを呼んだところまでは覚えているのですが,あまりにも苦しかったので,この辺りの記憶がほとんどありませんでした.
気がついたらベッドの上で,そばには矢野さんがいました.
退院する直前にもカテーテルを外し,そのときには失敗してカテーテルを再挿入したのですが,泣き叫ぶほどの痛みだったので,またあの痛みを経験するのかと思うと,心が折れそうになっていました.
ですが,不安に思っていたことを矢野さんに話し,「大丈夫だから!」と力強い言葉で励まして頂けたので,無事,おしっこを出すことができました.
まさかおしっこを出すのに普段の10倍ぐらい力を入れないといけないとは思いもしませんでした.
3倍ぐらいでこれ以上はやばい!と思ってストップをかけていたのが
出なかった原因っぽいです.
ずっと頭を悩ませていたおしっこの問題が解決したので,その後の消毒やダイレーションは心穏やかにこなすことができました.
④退院後(2)
私は,タイでSRSだけでなく,喉仏の縮小手術も受けようと思っていました.
カウンセリングにはSRSのときと同様に,矢野さんやケットさんに
ついて頂いていましたが,今回は部分麻酔,つまり,意識のある状態で行う手術だったので,かなり不安に思う気持ちがありました.
手術のときには,ケットさんがずっと一緒にいてくれました.
麻酔を打っていたとはいえ,喉を引っ張られるような感触はけっこうな痛みがあり,30分程度の手術の時間が途方もなく長く感じました.というか麻酔もそれなりに痛かったです.
また,手術中に思った以上に不安になってしまったので,手術の前にケットさんに「いっぱい声をかけてください!」と言っておけばよかったなと思いました.
喉仏を削った痛みでうまく眠れない日が続いたので,少し精神面が不安定になってしまいました.このときにも,矢野さんにあたたかい言葉をかけてもらったので,次の日にはだいぶ収まりました.
帰国してからもちゃんとケアができるよう,帰る前にダイレーション,消毒のやり方,そして,必要な道具・薬品選びをとても丁寧に教えて頂けました.
そのお陰で,帰国してからも問題なく自分一人でアフターケアができるようになりました.
そして,帰国するときには,ケットさんが搭乗に必要な手続きに連れ添ってくださったので,言葉の全く分からない外国の空港でも安心することができました.
ただ,空港から家までがかなり離れていたのと,荷物が非常に多かったことから,家に帰るまではものすごく大変でした.二日ぐらい腕が筋肉痛になりました.
-----------------------------------------------------------
色々と端折った部分もありますが,私のタイでの渡航はこんな感じでした.
ISK様は,あの値段でここまでやってくれるのか,というほど
もし一人だったら確実に心が折れていました.
帰国してSRSを終えたといっても,患部の腫れはまだ残っていますし,
ダイレーションのサイズアップもあります.
そこで何かあったときでも,ISK様に訊くことができる,というのは
本当に安心できることだと思います.
拙い文章ではありますが,改めて
ISKの皆様には本当に感謝しております.
ありがとうございました.